製茶問屋 山梨商店　静岡茶をはじめ特殊製法の緑茶販売・製造・加工

水＞光＞酸素＞高温度
この順番は何でしょう？

答えはお茶の保管にとって良くない順です。
①水あるいは湿気はもちろんお茶を一番変質させます。
②次に、光もお茶の品質を劣化させ、特に外観の色が褪せてきます。
③酸素も酸化を進め品質を落とします。但し酸素をコントロールして熟成を進めることができます。
④高温は変化を加速させる原因になります。製造が良くなかった場合には劣化を進め、良かった場合は熟成をより早めるような働きをします。

熟成は「コントロール下での適度な酸化」と考えます。
青葉臭が減り、花香などさまざまな香りがハーモニーのように奏でるような感じです。
茶葉の香りに変化をもたらすこともあれば、抽出液の香りまで変わることがあります。
例えば、品種茶：静７１３２（清水地区では通称「まちこ」）は製品の茶葉が新茶の時より一年経過した翌春の方が香ってきます。また、茶袋の封を開けたばかりの時のお茶の香りよりも、数回使って最後に残ったお茶の香りの方が強いことがあります。さらに、抽出したとき、淹れたての熱い状態よりも、しばらく経って冷めてからの方が、香りが感じやすいというのも驚きです。

ご家庭での保管
製造業者は上記を踏まえて製品を造ります。
消費する皆様としては、
①購入されたお茶は真夏を除いて常温保管でよろしい。
②開封したら、上記のような特殊なお茶は別として、半月程度のうちに使いきっていただく
③残りのお茶は中に空気が入らないよう小さくして、輪ゴムやクリップで密閉する。

一番は、茶葉を保温力がある水筒、携帯ボトルに移し替えること。
1、湿気を避けられる 、2、光が遮断される、3、温度一定、ということからお薦めです。
気を付けるべきは、他の人が気が付かずにお湯や水を入れてしまうこと。（経験者）

熟成茶のご購入は　http://item.rakuten.co.jp/babyleaf/c/0000000178/